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世界で最古の国立公園とされるアメリカのイエローストーン国立公園をご存知でしょうか。世界遺産にも登録されており、雄大な自然にふれることができるアメリカ有数の観光名所です。

ここでは、アメリカのイエローストーン国立公園についてご紹介いたします。

■国立公園の概要

イエローストーン国立公園はアイダホ州、モンタナ州、ワイオミング州の3つの州にまたがり、総面積は8900平方キロメートルにおよびます。公園内には60種類の野生生物が生息しており、希少な生態系を維持しています。この地域は北アメリカ大陸最大の火山地帯で、公園内では温泉や間欠泉などの4種類の熱水現象が見られます。

この国立公園の設立を訴えたのは地質学者のヘイデンです。豊かな自然が開拓によって破壊されることを憂慮し、政府に対して提言をだしました。これを受けて、1872年にアメリカ初の国立公園が誕生しました。

国立公園制度100周年となった1972年には世界遺産条約が成立し、イエローストーン国立公園は1978年、第一号の世界遺産として登録されました。の年には他にもガラパゴス諸島など11件がリスト登録をはたしています。

 

■公園内の見どころ

園内は、その地形から5つのエリアに分けられます。ガイザーカントリー、マンモスカントリー、ルーズベルトカントリー、キャニオンカントリー、そして、レイクカントリーです。エリアごとに、見どころをご紹介します。

 

1.ガイザーカントリーのみどころ

公園南西部のこのエリアには、世界最大級の間欠泉、オールドフェイスフルガイザーがあります。かつては、45分ごとに忠実(フェイスフル)に吹き上がることからこの名がつけられました。1959年の地震以降、そこまで忠実ではなくなりましたが、前後10分程度の誤差で予測できる程度には規則的に吹き出しています。

2.マンモスカントリーのみどころ

この北西部のエリアでも熱水現象が観察できます。マンモスホットスプリングスでは、温泉がつくり出した白い石灰岩が積み重なってミネルバテラスという地形をなしています。じっくり観察しながら歩けば、小一時間ほどかかります。

1988年には猛暑や水不足によって大規模な山火事がおこり、公園の約3分の2の面積が焼き尽くされました。マンモスホットスプリングスには今もその火事の跡が残っていますが、そこにもまた若い木々が成長し始めています。

3.レイクカントリーのみどころ

南東部にあるレイクカントリーは文字どおり、湖の広がるエリアです。湖岸に沿ってビレッジが並び、レストランやカフェのほか、郵便局や診療所もあります。

4.キャニオンカントリーのみどころ

イエローストーン川が削りとったイエローストーン大峡谷が見られます。アッパー滝やロウアー滝は岩が浸食される様子のよくわかるスポットです。

レイクカントリーとの間には、ハイデンバレーとよばれる草原が広がっています。渓谷をうみだすほどの勢いの川も、ここまで下るとゆったりと流れており、水辺に集まる鳥、ムースやバッファローなどの動物を見ることができます。

5.ルーズベルトカントリー

ルーズベルトカントリーで有名なのは、落差40メートルのタワー滝です。このエリアはかつて、インディアンや開拓民がよく通った場所で、一帯の景色は西部劇を思い起こさせます。

 

■アクセス

公園内に入るゲートは5カ所あります。通年あいているのはモンタナ州ガーディナーにある北門のみで、冬期は他のゲートは閉鎖されます。春から秋にかけては、どのゲートも利用できます。

西門はウエストイエローストーンにあり、最寄りの空港はウエストイエローストーン空港です。東門はイエローストーン空港(コディ)、南門はジャクソンホール空港、北東門はビリングス・ローガン空港がそれぞれ、最寄りの空港となります。電車は近くには通っていません。

公園内にも宿泊施設がありますが、予約が難しいため、ゲート付近の街に滞在することを検討してもよいでしょう。

入園料は個人の場合、商用の場合、乗っている車の席数などで異なります。徒歩や自転車、スキーなどを使って個人で入場する場合は12ドルです。1年間有効の年間パスや他の国立公園でも使える共通パスなどもあります。

 

■おわりに

イエローストーン国立公園は、火山がつくりだす自然の造形、そして、そこに暮らす野生生物たちの様子から、地球のスケールを感じられる場所です。壮大な自然のなかに身をおきたくなったら、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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